羽毛布団に虫がついたらどうする?
寒くなって羽毛布団を取り出したら、なんと虫がついていた!
これは、慌てずにはいられません。
ところで、羽毛布団から虫がわくなんていうことがあるのでしょうか?
結論から言えば、そんなことはありません。
他からやってきた虫が、羽毛布団についただけです。
今回は、羽毛布団に虫がつく場合の原因と対処法をお伝えします。
羽毛布団に虫がつく場合の原因について
羽毛布団に虫がつく場合の原因から、まずは考えてみましょう。
羽毛布団に充填されているダウンやフェザーは、水鳥から採取されます。
動物性の素材のため、「虫が混入するかも」と考える方もいらっしゃるでしょう。
ダウンやフェザーは、羽毛布団に充填する前に洗浄されます。
そのため、羽毛布団から虫がわく、羽毛布団の中に虫がついているということはありません。
羽毛布団に虫がついている場合は、衣類などについた虫が羽毛布団に移ったと考えられます。
衣類につく虫も、もともと家の中から発生するものではありません。
外出した際や洗濯物を干した際に、衣類などについて家の中に入って来たものです。
衣類と羽毛布団を同じ場所に収納しておくと、衣類についた虫が羽毛布団につく場合があります。
羽毛布団にもつく場合がある虫(体長は幼虫時)
- ヒメカツオブシムシ:体長およそ5.5o
- ヒメマルカツオブシムシ:体長3〜5o
- コイガ:体長6〜7o(筒のような繭を作る)
- イガ:体長およそ7o(膜のような繭を作る)
羽毛布団に虫がついた場合の対処法
羽毛布団に虫がついた場合は、洋服ブラシで払い落としたり掃除機で吸い取りましょう。
布団カバーがかかっている場合は、カバーを洗濯すれば大丈夫ですね。
羽毛布団の側生地が、虫に食われて穴が開いていないかを確認しましょう。
側生地に穴が開いている場合は、リフォームやダウンの洗浄が必要になります。
羽毛布団や衣類に虫がついている場合は、室内にも虫が残っている可能性もあります。
ベッドの下、タンスの裏なども注意して掃除機をかけましょう。
また、掃除機の中で虫の卵が孵化する場合もあります。
掃除機を使い終わったら、殺虫剤を吸引しておくかゴミパックを処分しましょう。
羽毛布団に虫を寄せ付けないためには、部屋や収納場所の湿度を低くするようにしましょう。
洗濯ものを取り込む際には、虫の卵がついていないかを確認しましょうね。