羽毛布団の掃除機のかけ方について
「布団にはダニがつきやすい」だから「羽毛布団にも掃除機をかけたい」と思う方は多いのではないでしょうか?
ただ、ちょっと待って下さい。
掃除機のかけ方によっては、ダニを減らせないばかりか羽毛布団を傷めてしまいます。
今回は、羽毛布団の掃除機のかけ方についてお伝えします。
ダニ対策になる羽毛布団の掃除機のかけ方は?
羽毛布団の掃除機のかけ方の前に、最初に一つお伝えしておきましょう。
どんなに吸引力の強い掃除機をかけても、生きたダニは吸引できません。
生きたダニは足についた爪で、しっかりと繊維をつかんでいます。
そのため、掃除機をかけてもほとんど吸引できないのです。
そもそも、羽毛布団の側生地は中の毛が出てこないように高密度で織られていたり、ダウンプルーフ加工で織り目の隙間をなくしています。
そのため、ダニも入り込みにくいのです。
では、羽毛布団に掃除機をかけることは必要ないのでしょうか?
そんなことはありません。
キチンとした掃除機のかけ方で羽毛布団の表面についたホコリやフケ・髪の毛などを取り除くことは、ダニのエサを減らすことになります。
羽毛布団の掃除機のかけ方で注意すべき点とコツ
羽毛布団に掃除機をかける場合は、側生地を傷つけないように弱めの吸引力でゆっくりとかけましょう。
強い吸引力で側生地を傷めると、生地が裂けたり穴があいてしまいます。
布団専用のクリーナーヘッドを取り付ける場合は、吸引力を分散するタイプがおすすめです。
羽毛布団のキルト部分の縫い目には、ホコリなどがたまりがちです。
柔らかめのブラシなどでキルト部分のホコリをかき出してから、掃除機をかけるようにしましょう。
外に羽毛布団を干した後にも、掃除機をかけましょう。
羽毛布団に着いた外のホコリやチリを取り除くことができます。
羽毛布団に掃除機をかけることと同じくらい大切なのは、布団カバーやシーツの洗濯とマットレスに掃除機をかけることです。
敷布団の中のダニは、枕元と足元に多く発生します。
枕元にはフケが多く、足元には角質が多く落ちるためです。
羽毛布団に掃除機をかける目的は、ダニのエサとなるホコリ・フケ・髪の毛などを取り除くためです。
羽毛布団に掃除機をかける際には、側生地を傷めないようにやさしくゆっくりとかけましょう。