羽毛布団のお手入れ ダニ対策について
羽毛布団の羽毛は、製造過程の中で殺菌、殺虫をしっかりしているのでダニが発生することは、基本的にありません。
ただし、羽毛布団の側生地にはダニは発生します。
ダニをそのままにしていると、アトピー性皮膚炎や鼻炎などのアレルギー性疾患を患いやすくなると言われています。
もちろんアレルギー体質ではないという方もいらっしゃるでしょう。
ところが、長時間ダニの死骸やフンを吸い込んでいると、特にアレルギーを持っていなくても体に悪影響を及ぼします。
免疫のない小さなお子さん等の場合は、小児ぜんそくなどを発症する可能性も高くなります。
ダニは、寝具にとって大敵と言える存在なんですね。
ダニを駆除するには、まずは羽毛布団を清潔に保つことが大切です。
月に2、3回は天日干しをし、ダニが好み湿気を取り除きます。
天気がいい日ばかりではないので、なかなか天日干しができないケースもあるでしょう。
そんな時には、布団乾燥機を使用してもかまいません。
天日干しや布団乾燥機でダニを退治したあとは、必ず掃除機で側生地を掃除してください。
基本的にダニは「側生地」に生息しています。
天日干しなどで死滅したダニやフンは側生地に残っているので、そのまま家の中に入れないことが重要です。
しかし、布団を叩いたりすると空気中にダニが舞ってしまい体に良くありません。
側生地に掃除機をかけることを忘れずに行ってください。
防ダニアイテムで羽毛布団をダニから守る
羽毛布団のダニ対策としては、まず各メーカーから、アレルギー対策として「防ダニアイテム」が多く発売されています。
特殊加工によって「丸洗いできる布団」や防ダニ加工されているシーツ類を選んで、普段からダニが付きにくい環境を作ることも大切です。
いろいろなアイテムが市販されていますので、チェックしてみてください。