羽毛布団の大敵である湿気
ご存知のように、湿気が高いところにはダニやカビが多く発生します。
人は、毎晩睡眠中にコップ1杯分の汗をかくと言われており、カビやダニが好むホコリやフケが必ず羽毛布団にも付着します。
そして、適度な温度があれば、ダニ、カビの棲家にもなりえるでしょう。
つまり、この湿気を取り除くという作業だけでも清潔な寝具を保つことができます。
一般的に湿気が高くなりやすいのは梅雨の時期とされていますね。
だからでしょう。
梅雨の時期だけ、湿気対策や寝具のクリーニングなどのお手入れをコマ目にするという方が多いようです。
ところが、湿気は一時的に集中するわけではなく一年中、寝具にはたまりやすくなります。
夏は、暑苦しい夜に一年を通して一番多くの汗をかきます。
さらには、その汗が、羽毛布団や敷き布団に染み込みます。
冬は、寒さから、布団の中が暖かくなり室内と布団の中の温度差により布団の裏に「結露(けつろ)」が溜まります。
このように日本の場合は四季がありますので、一年を通して湿気対策が必要なのです。
羽毛布団の湿気対策
湿気対策として普段から心がけるとすると、こまめな「換気」で部屋の湿度を下げることです。
室内の空気がこもりきっていると湿気は溜まる一方ですからね。
もし、湿気によってダニやカビが発生した場合には、エタノールなどのアルコールで除去することもできます。
また、市販販売しているような「除菌専用スプレー」を使用することもおすすめです。
ただし、その際には、必ず羽毛布団の「側生地素材」を確認の上使用してください。