羽毛布団のメリットとデメリットについて
羽毛布団は、掛け布団の中ではメリットの多い布団です。
軽くて気持ちよくて、高級なイメージのあるのが羽毛布団ですからね。
しかし、デメリットが全くないワケではありませんので、そこも選ぶ際には考慮する必要があります。
今回は、羽毛布団のメリットとデメリットについてお伝えします。
羽毛布団のメリットとデメリットの詳細について
それでは、羽毛布団のメリットとデメリットを並べて見ましょう。
羽毛布団のメリット
掛け布団は軽いほうが、寝ている間の圧迫が少ないのでおすすめです。
綿や羊毛の掛布団よりも、羽毛布団は軽いことがメリットです。
羽毛布団は保温性が高いこともメリットです。
羽毛布団と同じくらいの保温性を保とうとすると、軽い合成繊維の中綿でも1.4〜1.6s以上必要になります。
羽毛布団の充填物は、冬用ならば1.2〜1.3sです。
羽毛布団のデメリット
羽毛布団は、充填物のダウンとフェザーの割合、ダウンの鳥の種類、ダウンの生産地、側生地の種類など、さまざまな要素で価格が決まります。
側生地は豪華でも充填物の品質があまり良くないという、「見た目豪華なお値打ちの羽毛布団」もあります。
どんなに高級な羽毛布団でも、動物性の臭いが気になる人にはデメリットでしょう。
羽毛布団の充填物が「鳥の羽」であるため、アレルギーのある人やアレルギーを起こしやすい人にはデメリットでしょう。
使っているうちに、羽毛布団の中の毛が出て来る場合があります。
羽毛布団のメリットを生かしデメリットをカバーするためには?
羽毛布団を購入する前には、羽毛布団について知っておく必要があるでしょう。
例えば、「羽布団」が手ごろな価格だったので購入したら「羽毛(ダウン)」でなく「羽根(フェザー)だった、なんて失敗が起こります。
「羽毛布団は充填物の50%以上がダウン」という規定があります。
しかし、ダウンが51%でも95%でも「羽毛布団」です。
ダウンが51%と95%の羽毛布団では、当然暖かさに差が出ます。
日本製の羽毛布団のほうが、ダウンやフェザーの洗浄の状況が分かるので、臭いは少ないでしょう。
また、ダックダウンよりもグースダウンの羽毛布団のほうが臭いが少ないともいわれます。
鳥の羽でアレルギーを起こす場合には、羽毛布団の使用を断念せざるを得ないかもしれません。
残念なことかも知れませんが、これは仕方がないことでしょう。
羽毛布団から毛が飛び出すデメリットは、側生地の劣化による場合があります。
布団カバーを掛けたり、羽毛布団を乱暴に扱わないことで、側生地に劣化が防げます。
羽毛布団は側生地をリフォームすることも可能です。
羽毛布団にはデメリットもありますが、メリットのほうが大きいため、掛け布団としては主流になっています。
購入前には、どんな羽毛布団が適しているか調べておくと安心です。