羽毛布団はいつまで使えるの?
羽毛布団っていつまで使えるの?という疑問を持っている方は多いようです。
実際、羽毛布団は「寒くなったら使う」というイメージが強いですが、具体的にはいつまで使えるのでしょうか?
春頃に暖かくなってきたら、羽毛布団を止めたほうが良いのでしょうか?
今回は、羽毛布団は季節的に、いつまで使えるかについてお伝えします。
羽毛布団は季節的にいつまで使えるのか?
羽毛布団は、いつまで使えるのかを考えるときに、季節の表記は分かりやすい目安になります。
たとえば、羽毛布団が販売される時には、「冬用」「合掛け」「夏用」「肌掛け」などと表示されている場合があります。
冬用とされる羽毛布団の充填物は1.2〜1.3s、それ以外の物の充填物は0.5〜0.6s以下が一般的です。
冬用の羽毛布団の適応となるのは、気温が15℃以下になってからといわれます。
気温が15℃以上でも、冬用の羽毛布団を使えないことはありません。
しかし、充填物の量からみても、冬用はそれ以外の羽毛布団の2倍近くの保温力があります。
暖かくなっても冬用の羽毛布団をかけていると、汗をかきやすくなります。
羽毛布団を掛けていて汗をかくと、側生地や中のダウンが皮脂で汚れやすくなります。
また、寝ているうちに暑くなり、羽毛布団をはいでしまうかもしれません。
暑くなり布団をはいでしまうなら、寝心地がよいとはいえませんね。
羽毛布団をいつまで使うかの目安とポイントは?
東京と大阪の気象データによると、最低気温が15℃以下になるのは10月頃〜5月頃となります。
このことから、冬用の羽毛布団を使うのは、10月以後から4月下旬くらいを目安にするとよいでしょう。
しかし、羽毛布団をいつまで使うかは、その人の好み・体質・寝室の条件・羽毛布団の状態などによって変わります。
いつまで冬用の羽毛布団を使うかの目安となるポイント
二重キルト構造の羽毛布団は、保温力が高くなります。
ダウンの割合が90〜95%の羽毛布団や、ダウンパワーの数値が高い羽毛布団も保温力が高くなります。
これらの保温力が高い羽毛布団を使う場合は、気温が15℃より低くなってからでもよいでしょう。
気密性が高く暖房が効きやすい寝室では、冬用の羽毛布団を使うのは、気温が15℃より低くなってからになるでしょう。
暑がりの人は、気温が15℃より低くなってから、冬用の羽毛布団を使うほうがよいでしょう。
羽毛布団をかけていて暑いと感じるなら、冬用の羽毛布団を使わないほうがよいでしょう。
羽毛布団を長持ちさせるためにも、暖かくなってきたら合掛けなどの薄い羽毛布団を使いましょう。