キルトの違いで見分ける羽毛布団の選び方
羽毛布団を大きな袋に詰めた場合、使用していくにつれて左右どちらか
に羽毛が偏り、「型崩れ」を起こしてしまいます。
そうなると、せっかくの羽毛布団の暖かさを感じることはできません。
そうならないように、布団に形をつけることによって型崩れを防止します。
この加工をキルティング(縫製)と呼びます。
キルティングには様々な種類があり、この違いによって睡眠時の保温性
も変わってきます。
多く見られるキルトは、立体キルトとツインキルト(二層立体キルト)です。
立体キルトは一般的によく使用されるキルティングで、表生地と裏生地
の間にマチを入れることによって羽毛を入れる場所に「高さ」が出ます。
ですので、ダウンの膨らみを十分に生かすことができるキルトと言えます。
ツインキルトは、表生地と裏生地に一枚の布が入り、上層と下層に
分けられます。
上層は3つに下層は4つにと、「マス目」を変えることで、立体キルトに
比べると、体に触れる面積が増えるので保温力がアップします。
様々な種類のキルトによる羽毛布団の選び方
羽毛布団のキルトには、他に、ヨーロピアンキルト、トライアングルキルト、
六角キルトなどのキルトパターンがあります。
キルトは、中の羽毛を仕切る縫製で必ずでてくる「谷」の部分が薄ければ
薄いだけ、羽毛布団が体にフィットしてくれます。
つまり、体と羽毛布団との隙間がなくなって保温性が保たれるわけです。
ただし、その分、価格も高くなりますので、良く見て選びましょう。
このように、羽毛布団を選ぶ際には、キルティング(縫製)の仕方も重要な
ポイントになるんですね。