羽毛布団に血液のシミがついたらどうする？
クリーニング店によると、羽毛布団の血液のシミ抜きの依頼はとても多いようです。
羽毛布団に血液のシミがつくと、どのような問題があるのでしょうか？
また、実際に使っている中で、羽毛布団に血液のシミがついたら、どのように対処したらよいのでしょうか？
今回は、羽毛布団の血液のシミについてお伝えします。
羽毛布団に血液のシミがついた場合の問題点
羽毛布団に血液のシミがついた場合の問題点について見て行きましょう。
まず、羽毛布団には、水洗いが出来ないものが多くあります。
その主だった理由は、水洗いによって羽毛布団の側生地が縮んで通気性が悪くなる可能性があるからです。
また、羽毛布団の充填物であるダウンボールも、水に濡れると団子状に固まってしまい、保温力が落ちる可能性があります。
そのため、血液のシミの場合は、水に濡れるよりも厄介です。
血液のシミはタンパク質の汚れで、固まりやすいという特徴があります。
さらに、時間が経つにつれて、血液のシミは落ちにくくなります。
また、血液のシミがついた羽毛布団は、臭いも問題となることが考えられます。
羽毛布団に血液のシミがついた場合の対処法
水洗い出来ない羽毛布団ですが、少量の血液のシミならば自分で落とすことも出来ます。
多量の血液で中のダウンボールまで汚れていると考えられる場合は、クリーニング店に依頼するほうがよいでしょう。
羽毛布団に少量（側生地に点々とつく程度）の血液のシミの対処法
- タオルなどを水に濡らし、固く絞る
- 血液のシミの部分にそれを当て軽く叩く
- 血液のシミのついた側生地を、①と一緒につまんで揉むようにしてもよい
- 血液のシミが取れるまで繰り返す
- ふき取った部分をよく乾かす
中のダウンボールまで血液で汚れた場合の羽毛布団の対処法
- 血液のシミの部分に乾いたタオルやティッシュなどを当てる
- こすったりしないで、血液のシミをタオルやティッシュに吸わせるようにする（何回か繰り返す）
- タオルやティッシュに血液がつかなくなったら、血液のシミを広げないため軽く乾かす（ドライヤーを使う場合は、冷風で）
- 血液のシミの部分に乾いたタオルなどを挟み、クリーニング店に依頼する
- クリーニング店に依頼する時に、血液のシミであることを伝える（追加料金となる場合もある）
すでに羽毛布団の血液のシミが固まっている場合の対処法
- 側生地のみを手で揉みほぐして、血液の塊りを壊す
- 乾いたブラシなどでこすらない（側生地が傷むため）
- 血液のシミと伝えてクリーニング店に依頼する
羽毛布団に血液のシミがついた場合、絶対にお湯を使わないでください。
血液のシミは、温度が上がると固まって取れにくくなります。
