羽毛布団の側生地の選び方について
羽毛布団を選ぶ際に、中の「羽毛の量」や「品質」はもちろん大事です。
ところが、せっかく良い質の中身を選んでも、それを覆う「側生地」が悪い
とガッカリすることにつながります。
羽毛布団の持ちやメンテナンスの仕方なども大きく変わってきますので、
側生地もしっかりと選びましょう。
まず、側生地でおすすめなのは「綿100%」か「新長綿100%」です。
この2つなら、汗の吸湿性に優れ、天然素材なので肌触りがよく体にフィット
してくれます。
価格が安価な羽毛布団で、ポリエステルなどの化学繊維を使った側生地
がありますが、個人的にはあまりおススメしません。
なぜなら、こちらは静電気が起きやすく、生地がごわごわするので、シャカ
シャカと音がして睡眠の妨げになるので、使い勝手が悪いからです。
また、側生地は「生地の織り方」や「糸の太さ」によっても風合いや肌触り
が変わります。
側生地の織り方による羽毛布団の選び方 糸の太さの違い
羽毛布団の側生地の織り方は大きく分けて、サテン、平織り、ツイルの
3つに分けられます。
一般的に、羽毛布団の側生地として多く使用されるのは「サテン」です。
サテンは、ブラウスなど衣類にも使われる織り方なので、肌触りがとても
良いとされています。
羽毛布団の側生地は織り方だけではなく、糸の太さも肌触りを左右
します。
糸の太さのことを、「番手」と呼びます。
20番手、60番手、80番手と、数字が大きいほど細い糸という意味
です。
細い糸で織られる側生地は、しなやかで柔らかい肌触りの側生地に
なります。
このように羽毛布団は側生地によってもいろいろと種類がありますので、
選ぶ上で注目してみてください。